第1回こども環境ケナフ会議

2005年11月19日(土)パタン市内のスタッフカレッジ大講堂(パタン市・ジャワラケル)で、世界で初めてとなる『第1回こども環境ケナフ会議』を開催いたしました。(共催:NPO日本ケナフ開発機構、ネパール・ケナフ開発(KDN)、協力:国際ソロプチミスト東京新宿クラブ、ガールスカウト東京ケナフの会、JANAD、4N)

会議は3部に分かれ構成されました。会議の前にはKDNのサダナ・タパさんによる開会宣言。ブンガマティ村にある障害児協会の子ども達が音楽を演奏し、会場を盛り上げました。司会はルペス・シルワール氏とスミトラ・カドゥカ氏(共にカンティプールFM局アナウンサー)が務めました。また今回の会議ではヒマラヤ青少年育英会の奨学生らがボランティアとして会議の運営を手伝いました。

                         
                     
第1部 子ども達による発表

第1部では5月にケナフの種を蒔き、ケナフの観察を続けてきたカトマンズ盆地内(カトマンズ郡、バクタプール郡、ラリットプール郡)の8校の子ども達(各校男女1名ずつ代表者)による素晴らしい発表が行われました。科学的な視点に立ち、専門的な発表した学生、ケナフをもっと広めたいと、ケナフ普及を訴える学生など、各学校共に個性的で夢のある発表でした。最後に発表したクラーク記念ヒマラヤ小学校の代表児童(クマール・ミザール君(9)、ラチミ・シェルパちゃん(8))は『ケナフが牛に食べられて悲しかったけど、牛もケナフのことが好きだと分かりました』と、素直な気持ちを発表。会場から大きな拍手が沸きました。

第1部の最後には日本から参加された日本ケナフ開発機構理事長の釜野徳明博士(神奈川大学名誉教授)による講演が行われました。


(参加学校:エベレスト学校、ラルケ学校、プレ二ディ学校、ルドラヤ二学校、ディビジョティ学校、ソウラユバック学校、ユニバーサル学校、クラーク記念ヒマラヤ小学校)



                   第2部 有識者によるパネルディスカッション

第2部では環境・教育・産業分野の代表有識者によるパネルディスカッションが開催されました。パネルディスカッションでは、今後、ネパールの環境・教育・産業面で、いかにケナフを活用していくかについて建設的な意見が交わされました。パネルディスカッションのコーディネーターはネパール・ケナフ開発(KDN)のサダナ・タパ事務局長が務めました。

教育分野から参加したヤッギャ・シャキャ氏(クラーク記念ヒマラヤ小学校校長)は『ケナフ観察を通して、子ども達は自然の大切さ、そして自分達が自然の中で生かされている事を学びました。また観察中、子ども達は教師に様々な質問をしてきました。このことは子どもと教師の絆を深めました』と観察活動の意義について話しました。

環境分野から参加したビシュヌ・タカリ氏(女性環境保全委員会)は、『環境保全活動は子ども達への情操教育から始まります。今日、こうして子ども達からケナフについて学べたことは大きな意義があると思います』と話しました。

産業分野から参加したニール・タムラカール氏(オイスカ・ネパール会長)は『ケナフが年に3回収穫できる事に魅力を感じています。』と話しました。またジャイカ・ネパール事務局から参加したナレンドラ・グルン氏は『子ども達が中心となれば全体の裾野が大きく広がり、ケナフへの理解が広まる』と話しました。

         

第3部 表彰式および子ども達によるカトマンズ宣言

第3部では第1部で発表した学校の中から『ベストスクール賞』1校と、観察活動に参加した子ども達の中から『ベストオブザーバー賞』1名が選ばれ、ジャイカ・ネパール事務局の木下氏から子ども達に記念の盾が贈られました。

カベヤ・ダンゴールさんがベストオブザーバー賞(左)、ラルケ学校がベストスクール賞(中央)を受賞しました。
盾を授与したジャイカ・ネパールの木下氏からも子ども達へ暖かいメッセージが伝えられました。(右)

カトマンズ宣言

表彰式の後には、子ども達が第1回こども環境ケナフ会議の記念Tシャツを着て並び、代表のサダナ・タパさんが『カトマンズ宣言』と共に『活動計画』を発表しました。カトマンズ宣言書は日本ケナフ開発機構はじめジャイカ・ネパール事務局、日本大使館、ネパール環境技術省など関係機関へ提出されました。

多くの人々の協力の下に第1回こども環境ケナフ会議を開催し、子ども達と共に大きな第一歩を踏み出すことが出来ました。今後、ネパール・ケナフ開発(KDN)では関係団体の協力の下、子ども達と共に大きな夢に向かいネパールでのケナフ活動を進めていきたいと思います。



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